文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究」平成22年度〜26年度

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動く細胞と場のクロストークによる秩序の生成

動いて脳を作る細胞群の動態制御機構

研究代表者 仲嶋 一範 慶應義塾大学教授
(専門:発生神経生物学 / 担当:研究全体の統括)

仲嶋 一範
分担研究者 田畑 秀典 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所室長
(専門:イメージング / 担当:主に移動細胞のイメージング解析)
連携研究者
  • 林 周宏 慶應義塾大学助教
    (専門:分子神経生物学 / 担当:主に移動細胞における細胞内情報伝達系の解析)
  • 野田 万理子 慶應義塾大学特任助教
    (専門:神経系生物学/担当:主に培養系を用いた解析)
  • 片山 圭一 慶應義塾大学特任助教
    (専門:細胞生物学 / 担当:主に「場」が移動細胞に与える影響の解析)

本研究では、マウス大脳皮質を構築するニューロン群を主たる対象として、脳細胞がその誕生部位から最終配置部位に移動する過程が、周囲の構造や細胞外基質等との相互作用を通じていかなる機構で制御されているかを明らかにする。ニューロンの最終目的地に向けた移動開始方向やその経路の決定・制御機構、移動途中でその方向や速度を変化させる細胞についてはその機構を、移動細胞内在的なマシナリーと細胞外の構造やシグナルとの連携という視点で明らかにしたい。細胞移動の研究ですぐれた実績のある血液細胞等の実験系を、領域内の共同研究としてニューロン移動の解析に積極的に応用することも計画している。

Copyright ©2010 文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究「動く細胞と場のクロストークによる秩序の生成」