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これまで関西学院大学理工学部物理学科は、物性物理学を主とする研究室で構成されていましたが、2015年に理工学部内で応用に主眼をおいた先進エネルギーナノ工学科をあらたに設置することとなり、物理学科自身も基礎を中心としてその陣容を変えることにいたしました。 これまでは、理論系の2研究室において宇宙を研究していましたが、あらたに宇宙の実験・観測系の3研究室を加えることとし、計5研究室の体制で宇宙分野をになうことになります。 宇宙分野で5研究室もの体制をとるのは、国公立大学や私立大学でも一部の大学に限られており、実験・観測系で3研究室を一時期に新設するのはきわめて珍しいことです。 また、電波天文学(分子雲観測など)、赤外線天文学(観測的宇宙論)、X線天文学(超新星観測など)と幅広い分野の研究室を設けました。 これにより、幅広い視点からの研究が進むことが期待されるとともに、高校生のみなさんにとって選択肢が広がることになると考えています。
研究紹介