公募研究
森下 喜弘
理化学研究所 生命システム研究センター(QBiC)・発生幾何研究ユニット
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3
TEL: 078-306-3147
E-mail: yoshihiro.morishita@riken.jp
研究室ホームページ:http://www.qbic.riken.jp/dmg/index.html
<略歴>
2000年:東京工業大学機械宇宙学科卒、2005年:東京大学新領域創成科学研究科複雑理工学専攻修了(博士(科学))、2005-2007年:九州大学大学院理学研究院数理生物学教室 特任助手、2007-2011年:JST ERATO 複雑系生命プロジェクト 研究員、JST さきがけ研究員、2008-2011年:九州大学大学院理学研究院数理生物学教室 助教、2012年より:理研 発生幾何研究ユニット ユニットリーダー。
<研究課題>
A04 成長組織場における細胞の時空間認識メカニズムの理論的定式化と実験的検証
<研究計画>
本研究では、下記の研究課題(1)~(3)に取り組み、『発生過程の成長組織場において相対位置を時々刻々変動させて動く細胞が、ダイナミックに変化する化学場との相互作用を通じて、いかに時空間情報を正確に認識し、正確なパターニングを行うか』、そのメカニズムの解明を目指す。(1) 組織変形とモルフォゲンの時空間ダイナミクスを同時に含むシステムの数理モデリングと、情報理論・最適制御理論に基づく時空間情報の最適コーディングデザインの理論的定式化 (2) ニワトリ四肢形成過程における、モルフォゲンシグナル(SHH, FGF,
WNT, RA, BMP)の時空間ダイナミクスの定量的計測 (3) (2)で得られたデータと定量的組織変形情報との相関解析を通じた提案理論(1)の実験的検証
<イメージ図>