環境・応用化学科の夢とは?

地球の過去・現在から考える、この惑星の未来。岩石に刻まれたメッセージを解く。

壷井 基裕 研究室 [地球化学・岩石学]

写真地球にしか大量に存在しない花崗岩。花崗岩は通称、御影石の名で知られています。この花崗岩を通して地球の過去・現在、そして未来を見るのが私の研究です。花崗岩に含まれる元素や同位体の化学分析を行い、岩石が経験した環境を解析していきます。岩石は地球からの手紙。ひとつの岩石から様々な情報を取り出し、地球が誕生してから現在に至るまでの歴史を明らかにしたいと考えています。地球の歴史を知ることは、未来の地球環境の予測につながります。

いつか家庭でも太陽電池をつくれるように!「光」が導く、自然との共生社会。

増尾 貞弘 研究室 [光化学・光機能材料]

写真ナノサイズの物質やたった1つの分子に光を当て、どのように作用するのかを解明しています。これまで知られていた物質でも、ナノレベルになると性質が劇的に変化し、今までになかった新しい機能を発現します。最近の研究では、塗布型の太陽電池材料となる物質を対象に。変形しやすく、低コスト、しかも家庭用のプリンターでも太陽電池を印刷できる画期的なテクノロジーとして有望視されています。今後も光と物質の関係から、自然との共生社会のヒントを見つけていきます。

有機化合物はミクロの建築物。地球にやさしい機能をもつ、まだ見ぬ素材を生み出す。

羽村 季之 研究室 [機能有機化学]

写真電子材料、医薬品への応用が期待される有機化合物の合成を研究しています。中でも次世代の有機エレクトロニクスの基盤材料として期待される、高ひずみ化合物に注目。世界の研究者が注目して合成に取り組むなか、高ひずみ芳香族分子の効率的な合成に成功しました。この合成理論を応用し、新しい有機機能性材料の創製へと貢献。そして、将来は自在に分子を合成できる理論を開拓したいです。

すべての研究室情報は、2014年に公開予定です。

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