講義目的 Course Objectives |
生命体の構成成分である有機化合物の構造、性質、反応を炭化水素、アルコール、アルデヒド(ケトン)、カルボン酸、アミンなど単純な化合物レベルで理解し、それを基盤としてより複雑な生体高分子であるタンパク質、糖質、DNA(RNA)の構造や機能を理解する。最終的には、生化学や分子生物学など専門教科の十分な理解ができる基礎知識を習得する。 |
各回ごとの授業内容 Course Contents of Each Session |
生命体は有機化合物によって構成されている。従って有機化合物の構造、性質、反応を理解することは生命を理解する基盤となる。この講義では、化学構造式の理解から始まり、有機化合物の基本構造である炭化水素、そして酸素、窒素、硫黄、リンなどを含む有機化合物について、その構造や性質を解説する。最終的には生化学や分子生物学の基礎となるタンパク質、糖質、DNA(RNA)の構造や機能を理解するために十分な知識を紹介する。 講義資料 「生命科学のための有機化学I 有機化学の基礎」2004年 原田義也 著 東京大学 出版会 追加資料(09.10.21) |
講義目的 Course Objectives |
生体は様々な外からの刺激に曝されており、それに適応できなくなると病気になる。環境汚染やいわゆる薬害はこれによるが、生体の分子レベルでは、センサータンパク質、解毒酵素、受容体、トランスポーターが関わっている。この授業では、このような外部の環境変化や外来異物が生体にどのような影響を与えているのか、分子レベルで理解するための基礎知識を習得することを目標とする。 |
各回ごとの授業内容 Course Contents of Each Session |
生命体は、常に環境の変化に適応して生命活動を営んでいる。ヒトを含む哺乳動物が最も身近に経験する環境変化(環境物質)は、酸素、医薬品、食物中の化学物質(天然のアルカロイドや食品添加物)、環境化学物質などである。酸素濃度の変化は、哺乳動物にとり深刻な問題であるし、医薬品及び食物や環境中の化学物質はヒトや動物の体内に取り込まれ影響を与えている。この授業では、生体のこれらに対する応答機構の基礎を解説する。 参考資料 「酸化ストレス・レドックスの生化学」2001年 谷口直之、淀井淳司 編 共立出版
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