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人間システム工学科 映像音響システムコース 教員

角所 考(かくしょ こう) 教授

専門分野:メディア情報処理、コミュニケーション支援、実世界情報

専門はコンピュータによる画像の認識・理解ですが、要素技術の性能向上よりも、それらを活用したコミュニケーション支援に焦点を当てた研究を行っています。昨年度まで所属した京都大学では、学内教育環境の電子化を支援する部局で、教育現場でのコミュニケーション支援に関する研究を行っていました。具体的には、講義やeラーニング中の講師や学習者の行動をカメラで観測し、講義状況や学習者の心理状況を認識すると共に、講義や学習者の様子がネットワークを介しても的確に伝わるような映像の自動撮影・加工・提示を実現する研究です。本学では研究対象を生活空間全体に拡げ、同一場所ではお互いの行動などを介して暗黙に伝わっている“その場の空気”のような情報を、距離や時間を隔てても自然に媒介できるような、実世界情報の獲得・加工・提示技術について研究します。

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片寄 晴弘(かたよせ はるひろ) 教授

専門分野:音楽情報処理、インタラクション、マルチメディアコンテンツ

今まで技術開発は、主として産業からのニーズに支えられて発展してきました。現在の私たちの生活レベルは、当然のことながら、テクノロジーの支えられているものではありますが、過大な合理主義のもと問題も発生しつつあります。ここでは、「こんなことが出来れば楽しいだろうな」「こんなシステムがあればこのような表現ができるだろうな」などのように、ヒトが本来持ち合わせる欲求や夢を原点に、情報技術と関連した「もの作り」「こと作り」を行うことを課題とします。具体的には、「インタラクション」「マルチメディア」「意図の伝達」をキーワードにして、
 1)音楽情報処理(認知科学、各種システム構築)、
 2)ジェスチャーセンサを利用したゲームの制作、
 3)インタラクティブマルチメディアコンテンツの制作、
 4)上記の制作環境の構築、
 5)デザインの科学
に取り組みます。

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長田 典子(ながた のりこ) 教授

専門分野:感性メディア、色彩工学、マルチモーダル・インストラクション

「深みのあるインテリア」とはどのような配色や形から構成されているのか。また「クリスマスらしい音楽」や「ディズニーらしい動き」とはどのような音や映像を意味するのか。 私たちが何気なく使う言葉の中には、直感やイメージといった主観的な情報(感性情報)が含まれています。「人間中心システム」といわれるように、人が使いやすく親しみやすいコンピュータを実現するために、こうした感性情報を理解し表現する技術が求められています。映像・音楽・アニメ・ゲーム・ダンスなどのメディアコンテンツにおいて、色や音や動きの特徴(らしさ)を解析し、これを利用して新しいコンテンツを生成するために、画像計測・マルチスペクトル・CG・音楽認知理解・生理心理計測など多方面から研究をすすめています。さらにはメディアの心理的効果を分析し、より良いメディア表現のあり方を提案していきたいと考えています。

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山本 倫也(やまもと みちや) 教授

専門分野:ヒューマン・インタフェース、ヒューマンコミュニケーション、身体的インタラクション

21世紀は人の世紀。CGキャラクタやロボットなどの身体のはたらきに着目し、人と人をつなぐメディアとしての情報機器のヒューマンインタフェースを研究・開発するなかで、コミュニケーションの楽しさ、感動の仕組みの解明に挑戦しています。たとえば、人とロボットのあいさつインタラクションを解析した結果、動作に対して発声の開始が0.3秒程度遅延するあいさつが好ましく、より遅延が大きくても丁寧に感じられるなど、動作に対する発声タイミングを制御することで、好ましいコミュニケーション効果をもたらすことを明らかにしています。コミュニケーション支援、コンテンツ制作、エデュテインメントなど、いかにすれば、人と人がかかわるシステムに、このような仕組みを導入できるか、今まさに、新しい研究室で、新たな取り組みが始まったばかりです。

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Last Modified : 2024-07-10 18:30

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