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理工学部の教育

理工学部の教育とカリキュラム

基礎知識の修得と新しい分野への取り組み

今日の産業は数学、物理学、化学、生命科学、情報科学などの基礎科学と密接につながっています。理工学部は、これら各分野の基礎知識を修得し、新しい問題と取り組むことができる創造性豊かな人材の育成を教育方針としています。進歩の著しい自然科学の分野にあっては、断片的な知識よりも、基礎的な知識と柔軟な思考力を身につけ、どんな未知の問題にでも対応できる能力が必要とされるからです。

理工学部のカリキュラムは、総合教育科目と専門教育科目とで構成されています。総合教育科目は、本学の建学の精神であるキリスト教主義にもとづく人間形成、幅広い教養と視野の養成、自然科学を学ぶ上に、あるいは将来国際社会で活躍していく上に必要な外国語の修得などを目的として設けられています。外国語としては、英語が1年生および2年生で必修科目であり、単なる英会話の能力だけでなく、総合的な高度の英語力の修得を目標に、すべて授業はネイティブの教員にて実施されています。

自然科学は積み重ねの学問であり、一歩一歩段階を踏んで学んでいくことが大切です。したがって、理工学部における専門教育科目のカリキュラムは段階的に組み立てられています。低学年次には、数学、物理学、化学、生命科学、情報科学の科目のなかから専門科目を学ぶ上で基礎になる科目を設けています。このなかには、情報化時代に対応するため、コンピュータの実習をともなった科目も含まれています。低学年次から高学年次にかけては、それぞれの学科において、是非とも修得しておくべき核となる科目群を定め、これらの科目群の中から選択必修させています。いずれの学科も実験・演習科目を重視しており、化学科および生命科学科では実験科目がすべて必修であり、工学的色彩の強い情報科学科 と人間システム工学科 では演習科目を多数配当しており、より実践的な教育を実施しています。

最終学年の第4学年度に行う卒業研究は必修科目です (数理科学科を除く)。 第3学年度の終わりまでに一定の進級条件を満たした学生は、各自の希望やそれまでの履修科目をもとに、希望する研究室に数人ずつ配属され、より専門的な研究を1年間行います。

キリスト教主義教育をかかげる本学の特色として、チャペルアワーがあります。理工学部では毎週2回学内あるいは学外の講師から、キリスト教に関する話はもとより、広く心の糧となる話を聞くことができます。

理工学部には、少人数教育の特徴を生かした個人担任制度があり、教員は各学年4〜5人の学生の担任となり、教学上の問題に限らず、大学生活全般にわたって学生の相談にのっています。

Last Modified : 2009-05-25 12:55

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