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卒業生の声(2011)

前川 光恵

株式会社NTTドコモ
(2009年 物理学科 数学専攻 卒業)
前川 光恵

多様な現象を数学的に解明することで培った論理的思考力で、快適な携帯ライフをサポート。

大学で研究していたのは、微分方程式です。日常の物理現象をはじめとして自然科学、社会科学における現象を数学的にとらえ、解明しようとしていました。無線設備の保全業務という現在の仕事で、勉強した定理や公式そのものを使うわけではありませんが、数学を学ぶことで身につけた論理的思考力は、日常業務においてはもちろん、業務の効率化・改善を行っていく上でも非常に役に立っています。今の目標は、より良いエリアを提供することで、「ドコモの携帯電話を使っていて良かったな」と1人でも多くのお客さまに思っていただくこと。お客さまに快適な携帯ライフをお届けしていきたいです。

渡辺 希望

シャープ株式会社
(2008年 理工学研究科 博士課程前期課程 物理学専攻修了)
渡辺 希望

研究も仕事もアプローチ方法は同じ。発想力と行動力が、製品の信頼性を高める。

TFT 液晶パネルの製造において、TFT 側の製造プロセスの開発およびパネルの品質監視を行っています。製造プロセスの善しあしは製造効率に関係してくるため、最適な方法を決定し、量産しなければなりません。どうしたら望む結果に近づけられるのかと考え、浮かんだアイディアを実際に実行していく。この姿勢は、研究室で学んだテーマに対してのアプローチ方法によく似ていると思います。仕事は発想して、行動して、結果を出す、ということの繰り返しです。関学では指示を与えられるだけではなく、個人の裁量で自由に研究を進めさせてもらえました。発想力と行動力を身につけることができて良かったと思っています。

木下 優子

住友電気工業株式会社
(2007年 理工学研究科 博士課程前期課程 化学専攻修了)
木下 優子

「なぜ?」「知りたい!」「解決したい!」その想いが、新たな製品の開発につながる。

私の仕事は、ハイブリッド車や電気自動車に使われる高電圧バッテリーの配線部品の設計と先行開発です。まだ誰も見たことのないものを手探りで作り上げていく、とても長い道のりですが、その分やりがいもあります。関学には知りたいことを調べ、実験する環境が十分にあり、納得できるまで研究に取り組めました。そこで培われた探求心は会社でも活かされています。日々の問題を「解決したい」、分からないことを「知りたい」と思うから新たな発見・着想があり、新しい製品につながっていくのだと思います。今後の目標は、自分の開発した製品を車に載せること。そのためにも、もっと高機能で安全性が高く、かつ低コスト化も実現できる製品を常に提案していきたいですね。

小紫 亮

ロート製薬株式会社
(2010年 理工学研究科 博士課程前期課程 生命科学専攻修了)
小紫 亮

自社独自の発明をめざして試行錯誤する現場で、関学で学んだ幅広い知識が活きている。

私が所属している知的財産部・技術開発グループは、特許と実験のプロ集団。将来自社製品がオリジナリティを発揮できる環境を整えるため、未来を見据えた新しい成分や技術を研究し、特許の出願を行っています。医薬品や化粧品など社内研究全てを把握しなくてはならないので、非常に幅広い知識が要求されます。しかし、研究室で専門だった免疫学や遺伝子工学はもちろん、学部時代に発生学や植物学など、選り好みせず幅広く学んだ事で、会社でどんな研究テーマを与えられてもすぐに順応し、スタートダッシュを切ることに繋がっています。関学で広い分野、多くの実験技術に触れることは、社会人研究者としての大きな力になると思います。

河添 麻衣子

マイクロソフト株式会社
(2008年 理工学研究科 博士課程前期課程 情報科学専攻修了)
河添 麻衣子

技術と知識、そして論理的思考を活かし、お客さまから信頼されるコンサルタントに。

マイクロソフトのソフトウェアを効果的に導入するためのコンサルティングを行っています。お客さまへの提案やコンサルティングを実施するために必要な戦略的思考のベースにあるのは、関学で培ったロジカルシンキングです。また、プログラミングやデータベースなど、企業で使用されている技術を学生時代に身につけていたことで、仕事の幅を広げることができました。IT 業界では、日々新しい技術が出現しています。3 年後や5 年後、10 年後などの将来を見据えたコンサルティングを行えるよう、最新の技術など幅広い知識を積極的に習得し、お客さまから信頼されるコンサルタントになりたいと思っています。

水嶋 彬貴

NTTコミュニケーションズ株式会社
(2010年 理工学研究科 博士課程前期課程 情報科学専攻修了)
水嶋 彬貴

人と人をつなぎ、暮らしを豊かに…。それが、私の“Mastery for Service”。

インターネットサービスのマーケティングやプロダクト戦略の立案から、企画、開発、プロモーション、販売と幅広く担当しており、「こういうサービスを作りたい。ニーズに応えたい」といった思いを形にして提供しています。こうしたクリエイティブな業務を行う上で、関学の自由を尊重する校風や、学会・研究プロジェクトへの参加で磨かれた好奇心と行動力が、大いに活かされています。今後は、通信やメディアを使って、世界中の人の生活をより楽しく、より便利にするお手伝いをしていきたいと考えています。それが私の仕事であり、スクールモットーである“Mastery for Service”への応えになると考えています。

Last Modified : 2013-06-08 11:50

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