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生命科学科(生命科学専攻・生命医化学専攻)について

生命科学科の拡充

生命科学科は2002年4月にバイオ分野の進展に伴うニーズに応えて設立された学科です。当学科は8教員で1学年40人の学生を教育するという理工学部の中では最小学科として誕生しました。しかし、毎年のように受験生数が多く、学部完成を待たずに大学院も設置され、学部学生の半数以上が更に高度な知識・技術を求めて大学院に進学しました。第一期の卒業生の多くは製薬・食品会社などバイオ業界の大手企業に就職をしています。このように需要が高い現状から見て、拡張・充実の必要性が認められ、本学では2009年度から生命科学科を拡充することになりました。

生命科学専攻と生命医化学専攻

生命科学の急速な発展とともに、その成果が直接・間接的にわれわれ人類の健康促進と病気の予防・原因解明・治療に応用されるようになっています。このような背景の中、生命科学科はすでに神戸ポートアイランドに所在する理化学研究所の発生再生科学総合研究センターと連携を組んで先端的な教育・研究分野での協力関係にあります。今後は、中国の吉林大学、兵庫医大との間でも生命・医科学分野での連携を深めていく予定です。

今回、以上の背景を考え、生命科学科を拡充改組し、以下の2専攻を設けることになりました。

  • 生命科学専攻:これまでの基礎的な生命科学を中心とした教育・研究を行います。
  • 生命医化学専攻:生命科学を人類の健康保持と病気の解明・克服へ応用する基礎を教育・研究を行います。

カリキュラム

既存の生命科学科で実施しているカリキュラムに加えて医化学分野の科目を加えたカリキュラムを予定しています。2年生までは実習を含めて両専攻ともに同じカリキュラム内から必修・選択科目を学びます。

生命科学科に既存する科目の重要な部分は全て残し、医化学分野の科目を増加しました。従って、これまでの生命科学の基礎分野の教育課程に加えて「免疫学」「生命工学」「生理学」「組織学」などの生命科学知識を応用できる分野の内容も学べるようになります。

既存の生命科学科の特徴を継続し、実験実習の指導に力を入れます。さらに、これまでと同様に英語・日本語での発表・コミュニケーション能力を養うことも一つの特徴としています。

各専攻の構成予定

生命科学専攻 Molecular Bioscience生命医化学専攻 Biomedical Chemistry
 植物生理学研究室 環境医化学研究室
 微生物学研究室 組織・病理学研究室
 分子遺伝学研究室 薬理・生理学研究室
 分子細胞学研究室 分子免疫学研究室
 発生生物学研究室 幹細胞発生学研究室
 細胞機能学研究室 分光医療工学研究室
Last Modified : 2007-11-08 17:23

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