関西学院大学・明治大学・慶應義塾大学・山形大学の4大学が連携・推進する研究プロジェクト「感性に基づく個別化循環型社会の創造」が、2014年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
本プロジェクトは昨年、文部科学省と科学技術振興機構(JST)の産学連携事業「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」のトライアル拠点(COI-T)に採択されたものです。万人向けに大量生産されたものをそのまま受け入れるだけの受動的消費社会ではなく、「自らが、欲しいものや必要なものを可視化し、デザインして作りだすことができる社会」の実現を目指しています。
その結果「高い技術力をもち日本をリードする大学や企業が連携して、高速3Dプリンタの開発や創造性を拡大する情報共有基盤やインターフェースの研究など、今後著しい成長が期待されるビジネス領域の基盤づくりが行われているのは素晴らしい」として高く評価されました。
関西学院大学で研究リーダーを務める長田典子人間システム工学科教授らの研究が認められたといえます。
グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」はすぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
COI-T(トライアル)拠点構成
中核機関:
明治大学(感性に基づく個別化循環型社会創造拠点)
サテライト機関:
関西学院大学(感性価値創造研究拠点)
長田典子・理工学部人間システム工学科教授
慶應義塾大学(ディジタルファブリケーション国際研究拠点)
山形大学(有機3D+プリンターシステム拠点)