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DESTINY+探査天体の小惑星Phaethonによる恒星掩蔽観測キャンペーン参加

JAXA宇宙科学研究所が計画している小型探査機DESTINY+が探査する小惑星Phaethonが 遠方の星の前をよぎることで生じる掩蔽を観測し小惑星の大きさを決定する観測キャンペーンが DESITY+プロジェクトで企画されました。呼びかけに応じた各地の天体観測家の方々が掩蔽が 見える場所に展開し掩蔽事象がおこる10月4日未明に一斉に観測を行いました。本研究室でも 有志メンバー(M1 松見、B4 林、石田)による観測隊を結成し、プロジェクトの地上観測リーダー である産業医大の吉田二美さんとともに尾道・百島に可搬式の望遠鏡を持ち込み観測を行いました。

私たちはこの手の観測が初めてだったので、事前に経験豊富な「さんだ天文クラブ」の加瀬部さんから いろいろと指導をいただき、現地でも岡山県の吉原さんと広島県の川﨑さんのサポートを得て観測を 行うことができました。掩蔽時間の直前トラブルで持ち込んだ3台の望遠鏡すべてでデータを取る ことはできませんでしたが、1台ではなんとか観測を行うことができました。 参加したメンバーは離島の自然を楽しみつつ観測のノウハウをたくさん学びました。今後もこのような 観測を他の小惑星で行うとともに、来年度完成する屋上ドーム望遠鏡を稼働させる準備を進めます。