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研究 : 複雑な構造のポリフェノール、エラジタンニン類の合成法を確立−山田英研究室
投稿日時: 2014-4-2 14:38:25 (2034 ヒット)

本学化学科山田英俊教授と廣兼司氏(当時博士後期課程生)を中心としたグループが、複雑な構造をしたエラジタンニンの化学合成法を確立し、2014年3月21日のネイチャーコミュニケーションズ(オンライン版)に掲載されました。

エラジタンニンは天然ポリフェノール化合物群のひとつであり、医薬や健康増進を目的とした利用が期待されているが、複雑かつ多様な化学構造が障壁となり、作用機序の解明が遅れていました。化学合成できれば問題解決に貢献できますが、複雑かつ多様な構造を自在に作る決定的な合成法は開発されていませんでした。

本グループの研究では、その構造に多く含まれる多置換ジアリールエーテルの合成法を制御することができればエラジタンニンの合成法を確立することができる点に着目し、多置換ジアリールエーテルの統一的な化学合成法を確立しました。

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