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理工学部の理念・目的・教育目標

理工学部の理念

自然科学の基本原理とその応用について教育と研究を行い、自然科学・科学技術と建学の精神であるキリスト教主義を基盤において人類の進歩に貢献する。

理工学部の目的

  1. 自然科学・科学技術の幅広い分野にわたり、基礎的研究を中心におきながら応用も視野に入れ、それぞれの分野が相互に緊密な連携を保ちながら常に先端的でレベルの高い研究を行う。
  2. しっかりとした自然科学の基礎知識と能力を身につけ、基礎を応用に繋げていくことが出来る柔軟な思考力を養い、未知の問題を発見していく能力と、その未知の問題に果敢に挑戦し、解決していくことが出来る能力に優れた、創造性に溢れた人材を育成する。
  3. 自然科学・科学技術の知識と能力とともに、幅広い教養を養い、キリスト教主義教育で培われた豊かな人間性と倫理観を備えた人材を育てる。
  4. 社会との強い繋がりを絶えず念頭に置き、自然科学を通して社会に大きなインパクトを与え、また、その技術的応用を通して、人類の進歩に寄与することが出来る教育と研究ならびに人材の育成を行う。

理工学部の教育目標

この目的を実現するために、次の教育目標を設ける。

  1. 自然科学・科学技術の幅広い分野にわたって基礎知識と能力を修得し、多様な教養教育により人格形成に努めるとともに広い視野を養い、社会のいろいろな分野で活躍することができる人材を育成する。
  2. 実験科目、演習科目、卒業研究を重視し、これらの科目を通して、自然科学・科学技術の最新の研究に携わる機会を持ち、自然科学の真理を探究していくことの楽しさと感動を身近に体験するとともに、自然科学の知識や能力を社会に活かしていくための応用的能力を養う。
  3. 英語の能力は、自然科学・科学技術を学ぶ上で必須の要件であり、研究の成果を世界に向けて発信していくためにも不可欠である。英語に強い理系の人材育成を目指し、英語教育に力を入れる。

目指す学生像

関西学院大学のスクールモットー"Mastery for Service"を体現する世界市民をめざし,自然科学・科学技術に関する専門能力に加え,幅広い教養とキリスト教主義教育に培われた豊かな人間性と倫理観を備え,国際的に活躍し社会貢献できる学生。

教育研究上の目的

数理科学科

自然科学を学ぶ上で不可欠であり、自然科学のどの分野においても極めて重要な役割を果たしている数学を、理論と応用の両面から教育・研究し、柔軟で論理的な思考能力を持つ人材を育成する。数学の基礎理論を身につけ、数学的能力、コンピュータを思考の道具として駆使していく能力、数学の応用能力を養い、理系はもとより文系の分野も含めて幅広い分野でその能力を発揮できる人材を育てる。

物理学科

物理学の理解に必要な数学の基礎知識と応用力を習得し、力学・電磁気・熱現象等のマクロな物理学から量子力学、相対性理論、統計力学等の現代物理学までの物理法則の深いレベルでの理解をはかる。実験や演習を通して基礎と応用の両面で論理的思考能力と専門性を必要とする職業に対応できる能力を培うと同時に、視野を広め、既成の概念や常識に挑戦し、他の学問領域に進出していくことができるだけのチャレンジ精神と創造性を有する人材の育成をはかる。

先進エネルギーナノ工学科

グリーンイノベーションの基盤となる、エネルギーを「創る」、「蓄える」、「運ぶ」、「有効に使う」の4 つの分野において、基礎から応用までの幅広い知識を学生に獲得させる。物理学・化学・数学の学習をベースに、次世代のエネルギー創生、蓄積、輸送、変換をナノテクノロジーを駆使して実現する創造力(イノベーション力)を養い、我が国が抱えるエネルギー問題に新たな視点から取り組むことのできる人材を育成する。

化学科

化学の基礎である物質の構造・物性・反応について、とくに物質の構造や機能の分子レベルでの解明法、既知・新規機能物質の合理的な合成法等を教授し、将来、研究・開発に携わることのできる優れた人材を育成する。さらに、現代社会のニーズに応じた明瞭な社会貢献を目指し、既存の化学から新領域へ挑戦できる人材を養成する。

環境・応用化学科

地球環境問題に関連するさまざまな課題に対して化学を基軸としたアプローチによって柔軟に取り組み、国際的に活躍できる個性豊かな人材の育成を目指す。具体的には、原子・分子の世界から地球レベルの問題まで幅広い知識と深い専門性を有し、多角的な視点を身につけることによって、環境・応用化学分野に深い関心を抱き、新しい課題に挑戦する情熱と知恵を持った人材の養成をはかる。

生命科学科

環境、食糧、エネルギー、医療など、21 世紀の重要課題の解決および環境との調和を保つ社会構築に貢献する研究、教育および社会連携を目標とする。広い視野にたった倫理観を有し、生命現象を分子レベルから理解する基礎能力を修得し、応用できる人材を養成する。

生命医化学科

先端医療や製薬など、ヒトの疾病治療や健康維持に貢献するために、医化学を共通の基盤として生命科学や情報学を基礎医学系分野に応用できる人材の養成を目指す。ヒトの細胞やマウスなどの哺乳動物モデルを用い、生命科学や情報学の知識および生命に対する健全な倫理観を有する人材を育てる。

情報科学科

健全な情報化社会をリードし,新たな情報技術を創造できる人材の育成を目指す。特に高度情報化社会に必要なソフトウエアと情報ネットワークを中心とした技術の開発・研究に従事する技術者の養成を行う。また、情報科学以外の自然科学・社会科学の分野とも繋がりを強め、情報通信産業、ソフトウエア産業及びコンテンツ産業に高度な知識を持った人材を供給し、新しい科学・技術・文化の領域において社会貢献を果たす。

人間システム工学科

人間をトータルシステムとして探求する工学的視点を中心に据え、メディアやロボティクス等の魅力ある動機付けのもとに、その基礎となる数理科学を確実に身につけさせる。演習を重視したカリキュラムにより、感性・脳科学、信号処理、制御、センサなど現実に即した課題の学習・研究を通して論理的思考力・問題解決力・自己管理力・リーダシップ等を兼ね備えた学生を輩出し、新しい文化の形成において社会貢献を果たす。

Last Modified : 2018-08-24 17:56

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