関西学院大学理学部数理科学科 確率解析・数理ファイナンス研究室

教育

現在の講義担当

(※[ ]内は講義内容)

関西学院大学理(工)学部・理工学研究科

  • 基礎解析学II(学部2年)[微分方程式]
  • 解析学I(学部3年)[古典解析における名作について]
  • 数学(応用数理)特別演習I,II(学部4年)[ゼミ形式の卒業研究]
  • 解析学特論I,II(大学院)[測度論,Lebesgue積分論;Brownに関する伊藤解析]

その他の主な講義実績

九州工業大学情報工学部(1990年4月~1992年3月)

  • 応用数学III [確率論](学部3年)
  • 数理統計(学部2年)

兵庫教育大学学校教育学部, 学校教育研究科(1992年4月~2015年3月)

    • 解析学I,II 及び 解析学I演習 [微積分入門](学部2,3年)
    • 確率・統計 及び 確率・統計演習 (学部3年)
    • コンピュータ数学概論 [Mathematica 入門](学部4年)

など

大阪大学基礎工学部(1998年4月~2011年3月)

  • 数学A [常微分方程式](学部2年)
  • 数学B [複素解析](学部2年)
  • 数学C [Fourier解析](学部2年)

名古屋市立大学大学院経済学研究科(2003年7月)

  • 経済学特別講義: 金融工学のための数理的基礎

愛媛大学理学部数学科(2011年9月)

  • 数学特別講義(4年,院)[Lévy過程に基づく確率解析とその数理ファイナンスへの応用]

(学内学部生向け)
特別演習について

藤原研究室の特別演習では,テキストを輪読することを通じて,数学の理解を深め,数学的な考え方を体得することを目指します.形式としては,メンバーが順番にテキストの担当する部分の講義をするということになります.単純な作業のようですが,実はそうではありません.実際には,次のようなサイクルを繰り返すことになるでしょう:

  1. 担当部分の内容を理解する.(自分の担当部分だけではなく,それまでに学んできたこととの関係も把握する.)
  2. 理解できないところがある場合は,何が分からないのか,なぜわからないのか,その原因を追究することになる.(この場面での対応に最も労力を要することは言うまでもない.)理解ができないところを少なくするよう最大限の努力をする.
  3. 担当部分の内容に関して,何が重要であるか何がそうではないのかを判断する.
  4. 発表の準備をする.発表内容をわかりやすくする.
  5. 発表する.質問を受ける.答えられないことは,多くの場合,自分の理解が行き届かなかったところである.反省をし,勉強をし直す.次回の発表に備える.

つまり,単に講義を受けるというような受動的な態度では済まされず,自分自身が動かなければ何も進まないということです.
藤原研究室では,上記のような輪読を通じて,数学の学び方をしっかりと身につけ,数理的な思考力を鍛えることを最も重視してゆきたいと考えています.
このようなトレーニングは,大学院へ進学したい人,数学の教員になりたい人,企業に行って数理的な仕事に就きたい人,いずれの人にとっても,必要不可欠であると考えています.
そして若い頭脳を持ったみなさんにこそ有効です.ぜひ能動的に受講してください.

藤原研究室では,具体的には,確率論,特に確率過程を学んでゆきます.確率論は,確定的とはいえ
ないランダムな現象への数理的アプローチの体系といえます.また,確率過程は,時間とともに変動す
るランダムな現象を記述する数理モデルで,ランダムウォーク,ブラウン運動などはその代表です.そ
れらは数学内にとどまらず,物理学,生物学,工学,金融や保険などにおいて大変広くそして深く応用
されています.

将来,確率論を学んだことを核として職に就きたいと考えている人は,ぜひ一度相談に来てください.

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