カリキュラム
カリキュラム
- 「履修心得2015」抜粋の教育課程表で科目を確認できます:
- 既存の生命科学科で実施しているカリキュラムに加えて医化学分野の科目を加えたカリキュラムを予定しています。生命科学科に既存する科目の重要な部分は全て残し、医化学分野の科目を増加しました。従って、これまでの生命科学の基礎分野の教育課程に加えて「免疫学」「生命工学」「生理学」「組織学」などの生命科学知識を応用できる分野の内容も学べるようになります。
- 既存の生命科学科の特徴を継続し、実験実習の指導に力を入れます。さらに、これまでと同様に英語・日本語での発表・コミュニケーション能力を養うことも一つの特徴としています。
- 生命系でありながら、データ科学関連の演習科目が充実していて、統計などもしっかり勉強できます。生命系2学科に情報生命分野と数理生物分野の4研究室が新たに立ち上がり、教員数も充実しました。
講義紹介:例えばこんな授業…
「植物分子生理学」
植物の現象を遺伝子レベルで概説。植物の構造と機能、細胞小器官の代謝、そして植物特有の仕組みの花成・細胞分裂・細胞壁といった現象について、実例を取り入れながら遺伝子レベルでの最新の知見を概説します。
「遺伝子工学」
本講義では、ゲノム解析、トランスジェニック生物の作成、タンパク質工学、大量生産を実現する高発現技術など、先端バイオテクノロジーの現状を詳しく解説。遺伝子の機能解析と、それを改変するために必要な組換えDNA 技術に関する知識の習得をめざしています。またバイオ特許を例として、発明の重要性についても学びます。
「臨海実験」
土佐高知と南紀白浜、舞鶴、インドネシアバリ島の臨海実習所に行き、海洋生物群集の生態観察を通じて生物間相互作用について学ぶとともに、多様な海の生物の形態観察や解剖、分類を通じて生物の多様性や生きる仕組みについて理解を深めます。また、ウニ卵の受精や胚発生を観察して、細胞分裂や細胞分化の仕組みを実体験。自然の中で生きている生物に触れることで、分子レベルの研究にも必要な洞察力を養うことができます。本学科で磯の研究をすることはありませんが、生物のもつ適応力や生存戦略の解明は、生命科学の中心課題となります。実体験を通じて幅広い知識を身につけ、生命科学にチャレンジする力を身につけてください。
「生物統計学」
「生物統計学」演習問題集 from Keiji Miura