Event ––––––––––
■2014/12/10■奈良先端科学技術大学院大学の谷本裕樹先生が講演に来てくださいました。タイトルは「窒素官能基の極性に着目した合成法の開発と生物活性化合物への応用」。不飽和イミンの新しい合成法と,その反応機構の解明,また不飽和イミンを用いた各種反応について学びました。また,アジドによる新多置換トリアゾール合成法,オキシム窒素の求核的N-アルキル化や、ニトロソを利用した不飽和カルボニルα位の極性転換的官能基化など,アルカロイド合成にも応用できそうな反応についてお話いただきました。お話の中には,使ってみたいと思うような反応も含まれていて,あっという間に講演時間が終わったように感じました。
Event ––––––––––
■2014/11/22■ 理工学部のソフトボール大会。相手は物理の高橋研。7対1で負けちゃいました。下の写真は左から、キャッチャー、ピッチャー、強打者。もう一段下の写真は、解説者、唯一の得点、紅一点、負傷者です。
Event ––––––––––
■2014/11/19■東北大学大学院理学研究科の上田実先生が講演に来てくださいました。タイトルは「植物における生理活性天然物のケミカルバイオロジー」。植物の気孔を開かせる作用があるコロナチンという天然物を題材とした、あの手この手のケミカルバイオロジー展開を聞かせていただきました。さらに、ネムノキの葉が夜閉じるのは、葉と茎がつながった部分の細胞が縮むことを明らかにした経緯や、その細胞収縮がどの様に起きているのかを明らかにする研究過程も詳しくお話くださいました。う〜ん、お腹いっぱい。いつも撮っている、先生を囲んだ集合写真を忘れるド迫力でした。下の写真は、上田先生撮影「関学で見た空」です。集合写真の穴埋めに、上田先生から頂きました。
▶上田先生の研究室
Research ––––––––––
■2014/11/5■グルコースの3,6位ヒドロキシ基をo-キシリレン架橋した化合物は、その架橋構造のために糖の立体配座が通常のいす形と違った形になっています。この糖は、非常に高いβ選択性のグリコシル化反応を実現するなど、興味深い性質を持っています(▶こちら)。この架橋構造糖は、図の左、オルトエステル部分を開裂して合成するのですが、オルトエステルを単純に加水分解すると、フラノース環(5員環の糖)になってします嫌な性質があります。この論文では、ピラノース環(6員環の糖)を保ちながら、オルトエステルを開裂しながら、アノマー位を効率よくフェニルチオ化する新しい方法を報告しました。著者は内野拓耶、苫米地裕輔、福本敦史、
山田英俊です。
Carbohydrate Researchのページからご覧になれます。
Event ––––––––––
■2014/10/24■
理工学部学生団体Sci-Tech Main Truss(Mains)がKSCコモンズで開催した「研究発表会」での一幕です。上地君が山田研について説明してくれました。Mainsスタッフの皆さん、大変お世話になりました。また、聞きに来てくれた学生の皆さん、ありがとう。
Event ––––––––––
■2014/10/18■
全員総出でドラフトのフィルター掃除をしました。ドラフトは有機合成には欠かせない設備ですが、メンテをしなければ、ただの箱です。掃除すると、ほんと良く引くようになります。
Members ––––––––––
■2014/9/19■
今年3月に学位を取り、当研究室で博士研究員をしていた廣兼君が、企業に就職。当研究室でのエラジタンニン合成の中心人物で、これまでに大きな功績を残してきました。次の職場でも大活躍を願いたいと思います。写真は、追いコン後。廣兼君は前列、左から三人目。
Lecture ––––––––––
■2014/9/18■
東邦大学理学部化学科の佐々木要先生が講演に来てくださいました。ペプチドなどへ新たなアミド結合を作る際、チオカルボン酸を足掛かりとすると非常にクリーンな反応ができることを学びました。また、留学されていたフランス国立科学研究センター天然物化学研究所での研究の様子など、海外での研究の様子も参考になりました。
Lecture ––––––––––
■2014/9/10–11■大学院集中講義でお世話になりました。分子の構築方法について、二日間かけて様々な切り口があることを学びました。11日には講演もして下さいました。ご講演のタイトルは「アザジラクチン合成への遠い道のり」で、一筋縄ではいかない複雑な構造をした天然有機化合物の全合成の醍醐味を伝えてくださいました。
Event ––––––––––
■2014/9/2–6■名古屋大学で開催された27th International Conference on Polyphgenolsで、石本君と大原君がポスター発表。外国人とのディスカッションの現場を捉えた写真が無いのが残念。いろいろとご質問、アドバイスなどを頂きました参加者の皆様、ありがとうございました。
Award ––––––––––
■2014/9/2■PDの廣兼君がGP Ragaï Ibrahim賞を受賞、名古屋で開催された国際ポリフェノール学会の開会式(9月2日)で表彰されました。この賞はポリフェノールの研究における特に優れた論文を発表した大学院生や若手の博士研究員に贈られます。選考は、フランスに拠点を持つGroupe Polyphenolsによって行われます。隔年で開催される国際ポリフェノール学会に合わせて表彰があり、一人が受賞します。つまり、2年に一人。受賞対象になった論文は、A unified strategy for the synthesis of highly oxygenated diaryl ethers featured in ellagitannins. (エラジタンニンの特徴である高度に酸化されたジアリールエーテルの統一的合成方法)Nat. Commun. 2014, 5:3478です。写真左がGroupe Polyphenolのプレジデント Prof. Véronique CHEYNIER、右が廣兼君です。
Event ––––––––––
■2014/8/10〜12■名古屋大学で開催された糖質学会の年会に参加しました。PDの苫米地さん、M2の川崎さん、M1の福本君が、それぞれポスター発表しました。様々なご助言やご質問を頂きました参加者の皆様、ありがとうございました。
Event ––––––––––
■2014/8/8■University College London (UCL)のSimon Gibbons先生が講演に来てくれました。UCLは、イギリスを代表する研究志向の総合大学です(Wikipediaより)。Gibbons先生は、そこの薬学・生化学部の学部長でもあります。生物活性を有する天然物の単離・構造決定を中心に研究されています。今年7,8月に日本に滞在される事を知り、ご講演をお願いしました。公演のタイトルはPhytochemicals: novel templates for antibacterials and psychoactive substances。脱法ドラッグがどれほど危険か…勉強になりました。
Event ––––––––––
■2014/8/6■研究室メンバーでの旅行。研究報告会→BBQ→夜更かし遊び。いつもの流れです。二日目のイベントは蕎麦打ち。自分で打ったそば、美味かったです。
Accident ––––––––––
■2014/5/13■臭化ベンジルをこぼしてしまった後始末です。臭化ベンジルの催涙性は強烈で、防毒マスクをかぶっての作業となりました。
Award ––––––––––
■2014/4/15■日本化学会㈹春季年会の廣兼君の口頭発表に対して、学生講演賞を頂きました。発表のタイトルは「ルゴシンA」の全合成とラエビガチンAの合成研究」です。
学生講演賞の全受賞者はこちらからどうぞ。
Member ––––––––––
■2014/4/14■新卒研生による、原料大量合成。上から、小西君、山下君、上地君、牧野君、生田君。これから鍛えられていきます。
Research ––––––––––
■2014/2/24■Nature Communications誌に当研究室での研究成果が掲載されました。1,000個以上の天然物が知られている化合物群であるエラジタンニン類を化学合成
する上で、どうしても突破する必要があったジアリールエーテル型になったエラジタンニンの構成要素(部品)の合成法が述べられています。筆頭著者、広兼君の学位論文
とほぼ同じ内容です。合成法が非常に目新しく、またひとつの方法で多くの構成要素の合成に利用できる点を認めていただきました。著者は廣兼司、平田恭章、石本享之、
西井健太郎、山田英俊です。
Nature Communicationsのページからご覧になれます。
Event ––––––––––
■2014/2/22■広兼君の学位論文公聴会。論文のタイトルは、「エラジタンニンに含まれる多置換ジアリールエーテルの統一的合成戦略」。久しぶりに大学に来た卒業生と現役の学生の前で、複雑な構造のエラジタンニンを合成する全く新しい方法を、分かりやすく発表してくれました。正確には今日博士になるわけではなく、後日の委員会での承認後ですが、今日誕生!としてよいでしょう。
Event ––––––––––
■2014/2/21■卒業研究発表を無事(苦心惨憺の末?)済ませ、笑顔の卒研生4名(最前列)。左の二人、新井君と福本君は4月から大学院生です。
Event ––––––––––
■2014/2/18, 19■修士論文発表会。伊藤君、内野君、久米君、Ciciliaさん, 黒田君、日笠君、平田君が、それぞれの研究成果をしっかりと語りました。撮影者、日笠君の発表写真がないのが残念。
Member ––––––––––
■2014/1/6■博士研究員の苫米地さんが加わりました。
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