最終更新日:2005/03/14
理工学部

有機化学W

秋学期 週2時間 2 単位   履修基準年度 3

講義目的
有機化学における最も重要で中心的課題であるカルボニル化合物について、その構造・反応・合成について基礎から詳しく解説する。具体的には、アルドール反応・クライゼン縮合・アルキル化・共役付加などである。教科書17、18、23章に相当。医農薬・香料・有機合成またグリーンケミストリー・プロセス化学の視点からの考察も交える。
各回ごとの授業内容
1. カルボニルの化学入門
2. アルデヒド・ケトンの構造と反応 I
3. アルデヒド・ケトンの構造と反応 II
4. アルデヒド・ケトンの構造と反応 III
5. エノール・エノンの構造と反応 I
6. エノール・エノンの構造と反応 II
7. エノール・エノンの構造と反応 III
8. エノール・エノンの構造と反応 IV
9. エステルエノラートの化学 I
10. エステルエノラートの化学 II
11. アシルアニオン等価体の化学 I
12. カルボニルの化学の最新トピックス(研究最前線)
13. グリーンケミストリーの最新トピックス(研究最前線)
授業方法
練習問題を演習形式で行います。さらに最新トピックス(研究最前線)を交えます。
教科書
ボルハルト・ショアー著、古賀、野依、村橋監訳『現代有機化学「下」(軽装版)第3版』(化学同人、2000)。
成績評価方法・基準
定期試験ならびに出席・授業時間内演習の総合評価で成績をつける。
履修基準
準備学習に関しては授業中に指示します。
基礎化学Cならびに有機化学 I の知識は必要です。
有機化学III ,IV の履修が望ましいです。