最終更新日:2007/03/22
理工学部
授業科目名 有機化学VI(カルボニル化合物の化学)
クラス  
   
  秋 週2時間 2 単位   履修基準年度 3
担当者
教授 田辺 陽 YOO TANABE
 
講義目的 Course Objectives
有機化学における最も重要で中心的課題であるカルボニル化合物について,その構造・反応・合成について基礎から詳しく解説する.具体的には,アルドール反応・クライゼン縮合・アルキル化・共役付加などである.教科書17,18,23章に相当.医農薬・香料・有機合成またグリーンケミストリー・プロセス化学の視点からの考察,さらに企業研究で何が重要であるかの問題についても述べる.
各回ごとの授業内容 Course Contents of Each Session
1.カルボニルの化学入門
2.アルデヒド・ケトンの構造と反応I
3.アルデヒド・ケトンの構造と反応II
4.アルデヒド・ケトンの構造と反応III
5.エノール・エノンの構造と反応I
6.エノール・エノンの構造と反応II
7.エノール・エノンの構造と反応III
8.エノール・エノンの構造と反応IV
9.エステルエノラートの化学I
10.エステルエノラートの化学II
11.アシルアニオン等価体の化学I
12.カルボニルの化学の最新トピックス(研究最前線)
13.グリーンケミストリーの最新トピックス(研究最前線)
授業方法 Methods of Instruction
演習ならびに最新トピックス(研究最前線)を交える.
教科書(著者名、書名、発行所、出版年) Text (Author. Title. Publisher, Year of Publication)
ボルハルト・ショアー著,古賀・野依・村橋監訳『現代有機化学「下」』(軽装版)第4版(化学同人,2004年)
参考文献(著者名、書名、発行所、出版年) Reference Books (Author. Title. Publisher, Year of Publication)
スミス・マーチ著,山本監訳『マーチ有機化学』(丸善,2003年)
成績評価方法・基準 Methods and Criteria of Evaluation
定期試験ならびに出席・授業時間内演習の総合評価で成績をつける.
学生による授業評価の方法 Course Evaluation by Students
授業中実施 Conducted in Class
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連 Other Specifications for Class Preparation
準備学習に関しては授業中に指示.
基礎化学Cならびに有機化学Iの知識は必要.
有機化学II, IIIの履修が望ましい.
キーワード Course Key Words
有機化学,カルボニル,アルデヒド,ケトン,エステル,アルドール反応,クライゼン縮合,アルキル化,共役付加,エノール,エノン,エノラート,グリーンケミストリー,環境調和,企業研究