2009年度 卒研(通年,金,3限4限)のページ
最終更新日:2010月3月9日
 
 
基本情報
教員名:森本孝之
学期:通年
曜日:金
時限:3限4限
単位:4
履修基準年度:4
場所:Ⅴ号館数理研究室10、Ⅳ号館数理演習室
 
講義目的
統計科学(statistical science)と計量ファイナンス(quantitative finance)に関する話題について研究する。具体的には、金融・保険に関するデータを統計的に分析し、その結果に基づき、現代ファイナンス理論の現実妥当性を吟味する。
 
授業方法
各学生の興味と能力に応じ、計算科学、ファイナンス、多変量解析、時系列分析に関する文献の中から抜粋した事項を解説してもらい,進めて行く。
 
テキスト
小暮厚之、照井伸彦『計量ファイナンス分析の基礎 (ファイナンス・ライブラリー)』(朝倉書店、2001)
井上 毅『Mapleによる確率・統計』(森北出版、2001)
金 明哲『Rによるデータサイエンス - データ解析の基礎から最新手法まで』(森北出版、2007)
上坂 吉則『MATLABプログラミング入門』(牧野書店、2000)
 
参考URL
同志社大学 文化情報学部 金 明哲 先生のページ
http://www1.doshisha.ac.jp/~mjin/R/
 
成績評価
問題演習による。
 
スケジュール(注:あくまで予定ですので、大幅に変更されるかもしれません。)
  1. 4月17日(3限)
    第1章: 金融資産の価値と収益率
       1.1 収益率
          1.1.1 単利と連続複利
          1.1.2 割引率と割引ファクター
          1.1.3 ポートフォリオの収益率
          1.1.4 他期間の収益率
       1.2 株式
          1.2.1 配当と分割
          1.2.2 東証株価指数と日経平均株価指数
       1.3 金利
          1.3.1 定期預金
          1.3.2 利付債
    P.1-P.9
     
    4月17日(4限)
    Scilabの使い方
     
  2. 4月24日(3限)
          1.2.3 利回り
    第2章: リスク:確率モデルと効用関数
       2.1 確率とは何か
       2.2 確率の規則
       2.3 確率変数と確率分布
       2.4 期待値
          2.4.1 平均と分散
          2.4.2 2変数の和の期待値
          2.4.3 $N$変数の和の期待値
       2.5 重要な離散型確率分布
          2.5.1 2項分布
          2.5.2 ポアソン分布
       2.6 連続型確率変数
       2.7 重要な連続型確率分布
          2.7.1 正規分布
          2.7.2 対数正規分布
       2.8 効用関数
          2.8.1 リスク回避
          2.8.2 代表的な効用関数
       2.9 平均-分散規準
    P.9-P.40
     
    4月24日(4限)
    卒研生対象の図書メディア館オリエンテーション
    15:30-16:15
     
  3. 4月27日(懇親会)
    焼肉倶楽部 いちばん 三田店
    19:00-22:00頃
     
  4. 5月1日(3限)
    第3章: 統計的推測
       3.1 母集団と標本
       3.2 標本分布論
          3.2.1 標本平均$\bar{X}$の分布
          3.2.2 標本分散$S^{2}$の分布---$\chi^{2}$分布
          3.2.3 $t$分布と$F$分布
       3.3 統計的推測---推定
          3.3.1 点推定
          3.3.2 区間推定
       3.4 統計的推測---仮説検定
          3.4.1 平均に関する検定
          3.4.2 分散の検定
    P.41-P.60
     
    5月1日(4限)
    コンピュータ演習(その1)
       ・ 乱数の生成
       ・ 基本統計量の計算
       ・ ヒストグラム
       ・ 確率密度関数
       ・ 確率分布関数
     
  5. 5月8日(3限)
    第4章: ポートフォリオ分析
       4.1 平均-分散規準とポートフォリオ
          4.1.1 相関係数
          4.1.2 ポートフォリオ収益率の平均と分散
       4.2 ポートフォリオのリスク低減効果
       4.3 投資比率の選択:2つの資産
          4.3.1 投資比率とリターン・リスク
          4.3.2 負の投資比率:空売り
       4.4 投資比率の選択:$N$個の資産
          4.4.1 効率的フロンティア
          4.4.2 安全資産が利用可能な場合
          4.4.3 効率的フロンティアの計算
       4.5 シングル・インデックス・モデル
          4.5.1 マーケット・モデル
          4.5.2 シングル・インデックス・モデル
          4.5.3 シングル・インデックス・モデルに基づくポートフォリオ
          4.5.4 最適ポートフォリオ
    P.61-P.87
     
    5月8日(4限)
    コンピュータ演習(その2)
       ・ 点推定と区間推定
       ・ 母平均の推定
       ・ 母分散の推定
       ・ 計数値の母比率の推定
     
  6. 5月15日(3限)
    第5章: 資産価格評価モデル:CAPMとAPM
       5.1 CAPM
          5.1.1 マーケット・ポートフォリオ
          5.1.2 資本市場直線
          5.1.3 CAPMの導出
          5.1.4 価格表示のCAPM(〜P.93)
    P.88-P.93
     
    5月15日(4限)
    コンピュータ演習(その3)
       ・ 仮説検定
       ・ 母平均の検定
       ・ 母分散の検定
     
  7. 5月22日
    新型インフルエンザに伴う休講
     
  8. 5月29日(3限)
          5.1.4 価格表示のCAPM(P.93〜)
          5.1.5 CAPMの推定
          5.1.6 CAPMに基づくパフォーマンス尺度
          5.1.7 CAPMの検定
       5.2 APM
          5.2.1 シングル・インデックス・モデル
          5.2.2 マルチ・インデックス・モデル
    P.93-P.100
     
    5月29日(4限)
    コンピュータ演習(その4)
       ・ 2つの母分散の比に関する検定
       ・ 2つの母平均の比に関する検定
       ・ 対応関係のある2つの母平均の差の検定
     
  9. 6月5日(3限)
          5.2.3 APMの導出
          5.2.4 APMとCAPM
          5.2.5 APMの推定
    第6章: 派生資産の評価:ブラック-ショールズ・モデル
       6.1 裁定分析
          6.1.1 裁定定理の証明
          6.1.2 無裁定性の簡単な例
       6.2 先物とオプション
          6.2.1 先物
    P.101-P.109
     
    6月5日(4限)
    コンピュータ演習(その5)
       ・ 適合度の検定
       ・ 分割表(Contingency table)による独立性の検定
       ・ 2X2分割表におけるYatesの補正
       ・ 分割表による独立性検定のMapleプログラムの例
     
  10. 6月12日(3限)
          6.2.2 オプション
          6.2.3 オプション・プレミアムの一般的性質
       6.3 派生資産
          6.3.1 様々なペイオフ関数
          6.3.2 パス依存型オプション
          6.3.3 様々な原資産
       6.4 2項ツリー
          6.4.1 1期間モデル
          6.4.2 コール価格を求めるためのシナリオ
    P.109-P.116
     
    6月12日(4限)
    コンピュータ演習(その6)
       ・ 一元配置実験の分散分析
       ・ 二次元配置実験の分散分析(繰り返しのないとき)
       ・ 二次元配置実験の分散分析(繰り返しのあるとき)
     
  11. 6月19日(3限)
          6.4.3 リスク中立確率
          6.4.3 状態価格
       6.5 リスク中立化法
          6.5.1 1期間モデル
          6.5.2 1期間モデル
       6.6 複数期間の2項ツリー
          6.6.1 1期間モデル
          6.6.2 1期間モデル
    P.116-P.124
     
    6月19日(4限)
    コンピュータ演習(その7)
       ・ 相関分析
       ・ 回帰分析
     
  12. 6月26日
    第26回応用経済時系列研究会・研究報告会の報告のため休講
     
  13. 7月3日(3限)
       6.7 ブラック-ショールズ・モデル
          6.7.1 微小期間の2項ツリー
          6.7.2 対数正規価格モデルのリスク中立化法による評価
          6.7.3 オプション・グリーク
       6.8 ブラック-ショールズ・モデルの意味と限界
          6.8.1 ブラック-ショールズ・モデルと効用関数
          6.8.2 インプライド・ボラティリティ
    P.124-P.134
     
  14. 7月10日(3限4限)
       ・ Rでのデータ入力
       ・ Rでのデータの編集と演算
       ・ データの出力
       ・ Rと確率分布
       ・ Rと推定
       ・ Rと仮説検定
       ・ Rと回帰分析
       ・ Rと重回帰分析
     
  15. 7月16日(3限4限)
       ・ Rと時系列
     
  16. 9月25日(3限)
    卒業研究ガイダンス(その1)
     
  17. 10月2日(3限)
    卒業研究ガイダンス(その2)
     
  18. 10月9日(3限)
    卒業研究演習(その1)
     
  19. 10月16日(3限)
    卒業研究演習(その2)
     
  20. 10月23日
    学会参加のため休講
     
  21. 10月30日
    新月祭のため休講
     
  22. 11月6日(3限)
    卒業研究演習(その3)
     
  23. 11月11日(3限)
    卒業研究補習(その壱)
     
  24. 11月13日(3限)
    卒業研究演習(その4)
     
  25. 11月20日(3限)
    卒業研究演習(その5)
     
  26. 11月25日(3限)
    卒業研究補習(その弐)
     
  27. 11月27日(3限)
    卒業研究演習(その6)
     
  28. 12月4日(3限)
    卒業研究演習(その7)
     
  29. 12月9日(3限)
    卒業研究補習(その参)
     
  30. 12月11日(3限)
    卒業研究演習(その8)
     
  31. 12月16日(3限)
    卒業研究補習(その四)
     
  32. 12月18日(3限)
    卒業研究演習(その9)
     
  33. 12月18日(忘年会)
    三田酒場 情熱ホルモン
    18:00-21:00頃
     
  34. 1月6日(3限)
    卒業研究補習(その五)
     
  35. 1月8日(3限)
    卒業研究演習(その10)
     
  36. 1月13日(3限)
    卒業研究補習(その六)
     
  37. 1月15日(3限)
    卒業研究演習(その11)
     
  38. 1月20日(3限)
    卒業研究補習(その七)
     
  39. 1月22日(3限)
    卒業研究演習(その12)
     
  40. 1月27日(3限)
    卒業研究補習(その八)
     
  41. 2月12日(3限)
    卒業研究演習(その13)
     
  42. 2月17日(3限)
    卒業研究演習(その九)
     
  43. 2月19日(3限)
    卒業研究演習(その14)
     
  44. 2月24日(3限)
    卒業研究演習(その十)
     
  45. 2月25日
    卒研発表会
     
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