各界で活躍される卒業生をご紹介

数学コース出身として学んだことをいかに活かしていくかを考えながら

湊口麻子さん(2010年度卒業生)

2010年度卒業生・湊口麻子さんは三菱UFJモルガン・スタンレー証券に勤務されています。
証券というと私たちは株などのことを思い浮かべますが、それだけでなく投資信託や保険に関わる業務などもされているとのことです。

現在は資産運用に関わる営業を担当されており、将来は株価予測などの研究職につくことも考えられているそうです。勤務されている部署では、経済・経営・商学などさまざなま専門分野を持った同僚の方々の中で、数学コース出身として学んだことをいかに活かしていくかを考えながら働かれているとのことでした。

就職相談会では、就職活動を間近に控えた3年生を中心として、活発な質疑応答が行われました。
就職活動中に気を付けるべきことなどを具体的な事例をもとに聞くことができ、数理科学科の学生にとって大変有意義な時間となりました。

数学で培った分析力・思考力を活かして頑張っています

藤田誠一さん(2009年度卒業生)

2009年度卒業生・藤田誠一さんは東京海上日動火災保険に勤務されています。
数学で培った分析力・思考力を活かして頑張っているとのことでした。

藤田さんの話
企業やその従業員様を対象に、自動車保険や火災保険などを提案しています。
営業車などの事故をいかに減らすかを一緒に考えるリスクコンサルティング (ロスプリベンション) も業務の一部。 例えば、車載カメラを取り付け、自動車の運転状況を録画して原因を分析し、改善策を提案するなどしています。

国民生活に直結する業務を通して大きなやりがいを感じるとともに大変な責任感を感じます

植田博信さん(1998年度卒業生)

1998年度卒業生・植田博信さんは、現在厚生労働省に勤務されています。

植田さんには「行政に科学を」という題目で、行政にいかに数理科学が活用されているかといった事例を中心に、ご担当業務や国家公務員の採用試験制度などについて詳しくお話をしていただきました。

ご講演の最後に年金財政に関わる将来の見通しなど、国民生活に直結する業務を通して大きなやりがいを感じるとともに大変な責任感を感じるといったお話をされました。
数学を専門とする者の強みとして「物事を論理的に考え、筋道を立てることが得意」、「定義や前提条件をよく考え、議論することができる」などがあるというお話もされ、学生たちは大いに勇気づけられたようです。

数理科学の素養を持つ後輩たちに、ぜひ公務員試験にチャレンジして欲しいとおっしゃって、お話の結びとされました。