小谷眞一教授最終講義

本学科教授であり,大阪大学名誉教授の小谷眞一先生の最終講義が行われました.小谷先生は,言わずと知れた著名な数学者であり,日本数学会彌永賞受賞,国際数学者会議招待講演などそのご活躍の枚挙にいとまがありません.関学に来られてからも確率論を用いた数理物理の研究を続けられ,その功績がたたえられて兵庫県科学賞を受賞されたのをみなでお祝いしたことをなつかしく思います.また,数理科学研究センター長を務められて,本学高等部の先生と連携し,教職を目指す学生のために模擬授業実施と高等部の先生よりご助言をいただくというシステムをつくられました.実際の高校の先生より自分の授業改善のためのコメントがいただけるとのことで,学生たちは喜んで頑張っています.最終講義では,ご自身の示された定理が,最近のフィールズ賞受賞者の論文で引用されていることに触れられ,学生たちは小谷先生のすごさをまた改めて知らされたのでした.小谷先生,本当におつかれさまでした.ご退職後すぐ海外出張されるとのこと,これからもいっぱい数学を楽しまれてください.DSC00474

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