第9回全国数学生徒研究発表会(マスフェスタ)開催

第9回全国数学生徒研究発表会(マスフェスタ)が,関西学院西宮上ヶ原キャンパス(Nishinomiya Uegahara Campus, NUC)にて,開催されました.マスフェスタは、文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業のうちで,大阪府立大手前高校さんが「数学の分野に特化した能力開発プログラムの共同研究開発」として科学技術人材育成重点枠の指定を受け,本年で9年間も実施してこられたものです.大手前高校さんを主催者として,今年度は本学高大接続センター全面協力の下で,本学NUCにて伝統あるマスフェスタを開催させていたきました.本学としてはSGH甲子園に続く全国に亘る高校生イベントを開催させていただき,誇りに思っております.昨年同様,北は北海道から南は沖縄県まで,約60校の高校生たちが甲子園さながら,参加してくれました.昨年度は京都大学での開催でしたが,今年度も,関西を中心とした大学・機関の先生方にも指導助言としておいでいただいており(東京大学,統計数理研究所,中央大学,名古屋大学,京都大学,奈良女子大学,大阪大学,大阪教育大学,大阪市立大学,大阪府立大学,神戸大学,広島大学,山口大学,大阪府教育センターカリキュラム開発部,そして本学・関西学院大学です),レベルが高い研究内容なので,先生方も一生懸命助言し,生徒さんたちも一生懸命それを聞き漏らすまいと,熱気に溢れていました.本学科からも,5つのポスター発表を出させていただき,高校生に負けじと本気で,しかし高校生にわかってもらえるよう丁寧に発表いたしました.高校生の自由な発想と研究に取り組む自由な姿勢に大変感銘を受け,本学科の卒業研究などでは,研究をついつい固いものとして捉えてしまいがちな学生や大学教員の姿勢を大いに反省しました.マスフェスタにおいて,このような雰囲気が続いていくととても良いように思います.また来年お会いできるのを楽しみにしております.