研究室紹介(pdfファイル)

数学特別演習の選択を検討中の物理学科数学専攻の3年生は研究室紹介、 教科書、下のよくある質問への回答を参考にして下さい。
数学特別演習についてよくある質問への回答

ゼミは週何回ですか? 1回の時間はどれくらいですか?

ゼミは週1回、時間は2時間前後です。週1日だけ数学の勉強をすれば よいという意味ではなく、勉強してきた内容について学生に発表し てもらい、次のゼミにつなげていく機会が週1回ということです。

ゼミの形態は?

研究室紹介にも書いたように、輪講、 つまりゼミメンバーの学生に交代で発表してもらう形式で進めます。 発表の機会は週1回で、1回に1人の人に発表してもらいます。 ゼミの中で現れた問題・課題をやってもらう形で複数の人に発表してもらう場合もありますが、 メインの担当者は週に1人で毎回交代していきます。

コンピュータをばりばり使うのですか? 出来れば避けたいのですが。

紙と鉛筆と頭を使って考える昔ながらの数学が私の研究室の基本です。 現代では数学とコンピュータは密接な関わりがあります。 数学の学習や研究を支援する Maple のようなコンピュータソフトウエアがあり、 私自身も使っていますが、 ゼミの学生に対しては、関心のある人には使ってもらおうという立場です。

卒論を書くのですか?

卒業論文はありません。輪講によるゼミでは、 ゼミでの発表を担当し、その中でプレゼンテーションの能力を高め、 メンバー間で協力して数学への理解を高めていくことが主目的です。 ゼミの中で現れた問題については基本的にはゼミの中で発表、解決してもらう形で進めていきたいと思います 。文章やレポートをまとめる能力がとても重要であることは了解しているので、 卒業論文というほど重いものではなく 、5ページ弱のレポートを書いてもらう可能性はあります。

教育実習で1ヶ月留守にする間にセミナーが進んだら、 自分だけ落ちこぼれてしまいます。その対策はありますか?

自分で追いつく努力をするのが基本です。とはいえ、 4年生の前半は教育実習や就職活動でやむを得ずゼミを欠席することも多いだろうと思います。 このような事由での欠席のためにゼミについて行けなくなることがないように配慮します。対策としては、大多数が欠席することがあらかじめわかっているときはゼミの日をずらす、また出席した学生との間で進めていた内容は後日改めてまとめて復習する形で発表してもらうなど考えられます。週1回のゼミというのはあくまでも原則であり、勉強は1人でする部分も大きいので、全員集まるゼミの日時は所属学生の都合に合わせて流動的に決める、場合によっては集中的に行うこともありえます。

微分方程式をもっと勉強したいのですが。

2009年度に微分方程式の授業(関数方程式論I)を担当したので、 そのイメージが強いかも知れませんが、 2010年度のゼミでは微分方程式そのものの勉強はしない予定です。 研究室紹介を見ますと、微分方程式に深く関係した研究室は、 大崎研究室と山根研究室です。 詳細は研究室紹介を参照して下さい。

ゼミ学生をどうやって選びますか?

希望者が穏当な人数に落ち着けば全員をゼミに受け入れます。 希望者が多数の場合は、 相談により、私が提案する方向で1年間勉強を続けられそうな人を選びます。 取得単位数や3年までの授業の出席状況が個々の学生を評価する基準になるでしょう。