兵庫県三田(Sanda)市のお勧め

現在私は兵庫県三田市に在住し、市内の 職場(関西学院大学神戸三田キャンパス) に自転車通勤しています.三田市は六甲山系の北側に 位置しますが、神戸や宝塚のように六甲の険しく 大きな山の斜面が目の前に迫るといった風景は ありません.盆地ですが、十分に広々として 塩梅のいい地形がひろがっています. 通勤の道すがら、 時間がある時には少し寄り道をして周辺の田舎道を走る事も あります.ここでは、三田市の風景とお勧めの場所を 紹介してみます.

三田市は1987年から1996年までの10年間、日本一の人口増加率でした. 大規模なニュータウンが造成され、大阪圏の多くの人々が移り住んできた のです.震災の影響で神戸市周辺からも多くの人が三田に居を移したそうです. つまり、三田市は、日本のどの大都市圏にもある典型的な郊外のニュータウン なのです.

しかし、実際に三田市の地図を眺めてみると、地理的にはニュータウンは三田市全体の なかのごくわずかな部分しか占めていないことがわかります.そう、三田市の大部分は 山であり、川であり、田んぼや畑であり、つまり田園なのです.

自転車通勤の私はこの田園の中をよく走るのですが、これが実に気持ちがいい! ちょうど、田植えの季節には見渡す限りの田んぼに水が張られます. 今まで陸地であったところがいっせいに池になってしまいます.その風景の突然の大きな 変化に、私はびっくりしてしまいます.いったい、この水はどこからきたのか、、、. 田んぼという田んぼには必ず水源があり、水源から田んぼまで位置エネルギーを 考えた巧妙な水路がつけられている、というあたりまえの事実が、今までの自分には あたりまえではなかった事に気付かされます.というわけで、下は春から田植えの季節の 三田市内の田園の写真です.別に作品というようなものではなく、デジカメで 適当に撮ったものです.