自転車

自転車には3歳の頃から乗っています. 田舎に住んでいたので子どもの頃はいつも自転車を乗り回していました. 中学高校はもちろん自転車通学です.社会人になり名古屋に 来て、職場(名古屋大学理学部数学科)の同僚であった 小沢哲也先生が自転車通勤をされているのに触発され、今に至るまで自転車通勤を続けています.時間を見つけて自転車生活を 紹介します.

  • 自転車の利便性は誰しも認めるものの、 その裏返しとして自転車は時にやっかい物扱いもされている存在です. 使い捨てにされ、うち捨てられた自転車を社会の至る所で目にします. あまりにも身近すぎて、 かえってその魅力に気がつきにくい存在かもしれません. しかし、その単純さゆえに奥が深く、自転車には人間の知恵と美学が 存分に注ぎ込まれています.たとえばこの頁 に紹介されている多くの個人のページには自転車への熱い想いがあふれています. 私はそこまでfanaticなbicycle loverではありませんが、ここで 自分の乗っている自転車と日常走るコースを紹介する事にします.

  • 私の自転車 Vogue号:

  • あえて今では死語になってしまった言葉で紹介すると、この自転車は "サイクリング車"です.もちろん、今どきの軽く、固いロードレーサーよりはるかに重く、やわらかい.スピードを追求するよりも長時間快適に走れる事を優先した自転車です. 以下、ツーキニストや自転車大好きおじさん向けにより細かく私の自転車を 解説します.

  • フレーム:いわゆるクロモリ(鉄)のフレームです.

  • ギア:フロントは、アウター46,インナー36の"バイオペース"ギアです. ("バイオペース"とは、パーツメーカーのシマノが大昔に売り出した真円を少し変形した 形をしたギアの事で、真円のギアよりも効率良くペダリングできるという触れ込みだったのですが、いつの間にか消えてしまいました.私は、バイオペースなら34を回すパワーで36が回せると評価しています.単なる印象にすぎませんが.) リアは、ワイドレシオの13ー32.前36後ろ32というギア比ならば、私のような非力なおじさんでも、勾配のきつい坂でもなんとか登っていけます.(もっとも私は、きつい上り坂では早々に自転車をおりておして歩いています.)

  • ハンドル:非力な人間が登りや下りもある道を長時間効率良く自転車を走らせる上で、 ハンドルやサドルの選択とセッティングが非常に重要です.ハンドルは、最近の焼き入れをした軽く固いものではなく、昔のものを使用しています.その方が 適度なしなりがあるので、長時間乗っても手が 疲れにくい.

  • ペダル:SPDペダルです.まともに向かい風をくらっている時や坂を登っている時、 ビンディングで足が自転車に固定されていると力が逃げないので楽です.

  • 前後の車輪:前後ともスポーク36本の昔ながらの車輪に26Cのタイヤを装着. 自転車に乗る事は風の抵抗と戦う事です.特に車輪が回転することによりスポークの 周りに生まれる空気の渦状の流れは自転車の前進を妨げます.よって スポーク本数は少なければ少ないほどよいのですが、ここでも耐久性や剛性、快適性と いった要素も総合して36本を選んでいます.

  • ダイナモ、ライト:特に通勤で使う以上ライトは必要です.この自転車には後輪の回転を利用するダイナモがついているので、電池の事を気にしなくてすみます. ライトはLEDライトで、従来の「電球」とは比較にならないほど明るいので 助かっています.