センター設立にあたって

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関西学院大学理工学部および大学院理工学研究科は2009年度より数理科学科と数理科学専攻(修士課程)を開設するべく準備を進めています.同学科においては「数学コース」と「応用数理コース」の2コース制を取り,「数学コース」では従来の数学教育研究の充実を図り,「応用数理コース」では現代数学の応用に関する新潮流を鋭意導入する予定です.

数理科学科と数理科学専攻の充実を図る目的で,学内の数理科学関連研究者を中心に,2008年4月~2018年3月の10年間の予定で「関西学院大学数理科学研究センター」を設立し,センターでは,数理科学科および数理科学専攻で行われる研究と教育改善のための工夫を学外に発信し,建設的な意見と協力を得ることを目指します.

研究活動の一手段として「数理科学研究センター談話会」を定期的に開催し,学内外の講師を迎えて最新の成果を発表し,検討することにいたします.その内容は,このホーム・ページに公開するとともに,出版の準備を進めたいと考えています. 学内外の皆様のご支援とご協力をお願いいたします.

センター長 大﨑 浩一

トピックス

[2017年11月8日-10日] 第14回「生物数学の理論とその応用」-構造化個体群モデルとその応用- のお知らせ

http://sci-tech.ksc.kwansei.ac.jp/d_math/rims-2017/index-ja.html

 

日時  平成29年11月8日(水曜)~11月10日(金曜)
場所  京都大学 北部総合教育研究棟 益川ホール(多目的ホール)
招待講演:
V. Andreasen (Roskilde University, Denmark)
D. Greenhalgh (University of Strathclyde, UK)
特別講演:
稲葉 寿 (東京大学大学院数理科学研究科)
企画セッション担当:
國谷 紀良 (神戸大学大学院システム情報学研究科)
連絡先:
昌子 浩登 (関西学院大学理工学部数理科学科)
e-mail shoji[a]kwansei.ac.jp, [a] → @に変えてください

 

[2017年6月23日] 第12回数理科学研究センター談話会のお知らせ

 

講演題目 「ネット閲覧行動データを用いた人の分類結果を使ったビジネスの事例」
概要 テキストマイニングの手法であるLDA (latent Dirichlet allocation) を用いて、ネット閲覧行動から人を分類しました。その結果を用いてビジネスとしての活用事例をお話しさせていただきます。クラスタリングをする意味、そしてその活用について数学の手法とビジネスが関わっていることを伝えられればと思います。
講演者 宇都宮 匡(株式会社ヴァリューズ)
日時 2017年6月23日(金)15:30-16:30
場所 数理科学科演習室(神戸三田キャンパス4号館1階)

 

[2016年11月14日-17日] 第13回「生物数学の理論とその応用」-連続および離散モデルのモデリングと解析- のお知らせ

http://sci-tech.ksc.kwansei.ac.jp/d_math/rims/

 

日時  平成28年11月14日(月曜)午後~11月17日(木曜)午前
場所  京都大学数理解析研究所420号室
特別講演:
本多 久夫(神戸大学大学院医学研究科)
企画セッション担当:
岩見 真吾(九州大学理学研究院)
鳴海孝之(九州産業大学)
連絡先:
大崎 浩一(研究代表)関西学院大学理工学部

 

[2015年10月18日] 2015年度数理科学研究センター研究集会のお知らせ

 

特別講演   「ビジネスデータの統計分析」
講演者  永田 修一(関西学院大学商学部)
日時  2015年10月18日(日)16:25-17:00
場所  302教室(神戸三田キャンパス理工学部4号館3階)

 

[2015年10月14日] 第11回数理科学研究センター談話会のお知らせ

場所  112教室(神戸三田キャンパス理工学部7号館1階)
今回は3件の講演です.

 

講演題目   「植生・気候フィードバック拡散モデルに関する数値シミュレーション」
講演者  陰山 真矢(大阪大学大学院情報科学研究科情報数理学専攻 D1)
日時  2015年10月14日(水)10:00-10:30
講演内容

Lovelockは地球が気候や化学物質を自己調節する巨大なシステムを持つという仮説を立てた.それを単純化して作ったモデルがデイジーワールドである.これは明度の異なる2種類のデイジーが次第に太陽光が強まる惑星で成長を競い合い,それによって大域的な気温をデイジーの成長に最適な値へと自律的に調節する仮想モデルである.WatsonとLovelockはこれらを単純な方程式に定式化したデイジーワールドモデルを導入し,惑星が温度を自己調節することが可能であることを示唆する結果を示した.本講演では,既存のデイジーワールドモデルの改良を目的としデイジーの拡散効果を加えた2次元植生・気候フィードバック拡散モデルについて説明し,そのパターンについて発表する.

 

講演題目   「アリの長期間行動データを元にしたデータ解析」
講演者  山中 治(広島大学大学院理学研究科数理分子生命理学専攻 D1)
日時  2015年10月14日(水)10:30-11:00
講演内容

「社会性昆虫」のアリは,周囲の状況に依存して様々なタスクを柔軟にふりわけ,コロニーが必要とするタスクをこなしている.タスクには,卵や幼虫の世話,巣の管理,採餌などがあげられ,個体ごとの役割はリーダー無しで発現される.この複雑なタスク分割の仕組みについての定量的な検証は,アリの個体識別を長期間続けることが困難なことから十分行われていない.そこで本研究では,極小RFIDチップを個々のアリに取り付け,PCにデータを転送し個体識別を行い,採餌回数の自動計測,解析を行った.

 

講演題目   「保存量を持つセルオートマトンの解析について」
講演者  延東 和茂(早稲田大学大学院基幹理工学研究科数学応用数理専攻 M2)
日時  2015年10月14日(水)11:10-12:00
講演内容

セルオートマトン(CA)とは,全変数が離散的であり,状態変数の値域が有限集合となっている時間発展系である.CAは元々決定論的な挙動を表現する系だが,確率変数を導入することによってランダムな挙動を見せる系(確率CA)を生み出すこともできる.本講演では,保存則を持つCAや確率CAについて,保存則によって保たれる局所的な状態のパターンが空間を移流する様子(流束)と,状態の密度との関係を解析するための手法である基本図を導出することを主な目的とし,発表を行う.