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物理学科 宇宙物理 教員

楠瀬 正昭(くすのせ まさあき) 教授

専門分野:高エネルギー天体、宇宙ジェット、ブラックホール

宇宙にあるX線やガンマ線を放射するような高エネルギー天体について理論的な研究をしている。現在は主に、ガンマ線バーストと呼ばれる天体やブラックホールの周囲にできる降着円盤と呼ばれるものについて研究している。ガンマ線バーストというのは、宇宙の色々な方向からガンマ線が突然地球にやってくる現象である。発見されてから既に20年以上になるが、いまだに正体が不明な天体であり、星の爆発と関係していると考えられている。一方、降着円盤というのはブラックホールの周りにあるガスがブラックホールや中性子星などに落ちる時、その周囲を回転しながら落ちるためできた円盤のことである。この円盤のガスは非常に高温なので、円盤から紫外線やX線がでると考えられている。

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瀬田 益道(せた ますみち) 教授

専門分野:電波天文学、南極、受信機開発

天体が放射する電磁波の中で電波に分類される波長域で観測する天文学は、電波天文学と呼ばれています。電波の中でも、テラヘルツ波(波長300μm付近)を用いた観測が、電波天文学のフロンティアです。この波長域は、高密度領域の観測から分子雲の中でもまさに星が誕生する現場や、赤方偏移したダスト放射を見ることから遠方の銀河の観測に適しています。ところが、テラヘルツの波長域では、大気による電磁波の吸収が強く、空気が薄い乾いた土地での観測が必要です。ハワイのマウナケア山頂や南米のアンデス高地など観測適地は限られています。それらの地でも十分な観測条件は得られていません。南極大陸内陸には、4000m級の高原地帯があります。寒冷(最低気温-80℃)なため、電波を吸収してしまう水蒸気が少なく地上で最良のテラヘルツ波の観測サイトです。私は、物理学と天文学の教育を行うと同時に、電波天文学の研究を推進しています。分子雲の形成と進化、銀河の形成と進化、電波天文学の観測装置の開発を主に研究しています。また、関西学院大学に南極天文学の新拠点の開設を目指しています。

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Dragan Salak(どらがん さらく) 助教

専門分野:Galaxies, interstellar medium, active galactic nuclei

My research is related to the structure and evolution of galaxies - the largest building blocks of the universe. Using mainly radio telescopes around the world (e.g. Atacama Large Millimeter/submillimeter Array), I am conducting observational research focused on star formation activity (processes of star forming from interstellar gas clouds) in nearby galaxies, as well as on active galactic nuclei (AGN) - luminous accretion disks around supermassive black holes known to exist at the centers of galaxies. I am a member of the project of constructing a Terahertz Telescope in Antarctica, and a project of conducting a large survey of the nearby galaxies using the Nobeyama Radio Observatory 45-m telescope in Japan.

I am teaching an introductory graduate course of astrophysics. A wide range of topics is covered from galactic structure (stars and interstellar medium) to the large-scale structure of the visible universe.

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平賀 純子(ひらが じゅんこ) 准教授

専門分野:X線天文学、元素の起源、X線撮像分光検出器の開発

X線天文衛星による観測データを使って、超新星残骸について研究しています。超新星残骸とは、星の最後の大爆発(超新星爆発)が宇宙空間に残した天体で、数千万度の高温プラズマが半径数光年にも及ぶ球体として、X線で明るく輝いています。私たち人間や地球を作り上げた様々な元素は星の内部の核融合によって合成され、超新星爆発により宇宙空間に供給されました。元素が合成されるメカニズムを超新星残骸の観測で探っています。宇宙からのX線を観測するためには、観測装置を搭載した人工衛星が必要で、国際プロジェクトに参加して、人工衛星の開発にも貢献しています。また実験室では、将来の衛星搭載を目指して、X線検出器の開発も進めています。

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松浦 周二(まつうら しゅうじ) 教授

専門分野:赤外線天文学、宇宙背景放射、観測的宇宙論

宇宙からの赤外線を捉えることで、銀河はいつどのようにしてつくられたのか?宇宙の始まりの頃に物質がプラズマ化されたのはなぜか?宇宙を支配するダークマターとダークエネルギーの実体は何か?といった現代の宇宙物理学が抱える大きな課題に取組みます。

特に着目しているのは、宇宙で最初に生まれた星々やそれらの超新星爆発で生まれたブラックホールです。これらは強い光で宇宙を再電離したのちダークマターの重力で集まって銀河を作り上げたかもしれないのです。宇宙初期の光は、宇宙の膨張により波長がのびた赤外線の宇宙背景放射として天空に広がっており、これをロケットや人工衛星により観測的に探求しています。

宇宙は、地上では実現できないような極限環境を提供するタイムマシン付きの実験室です。この特長を活かした新たな物理法則の発見を目標に、さまざまな宇宙実験を進めてゆきます。

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Last Modified : 2017-07-19 16:14

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