情報科学科(ネットワークシステムコース、情報システムコース)について
情報科学科が生まれ変わります
パソコン、インターネット、携帯電話など様々な情報機器が私たちの社会にあふれかえっており、IT技術は日進月歩の勢いで高度化されています。社会は単にIT機器を使いこなすだけでなく、新たな技術を生み出す人材を求めています。理工学部情報科学科は2002年4月に開設された新しい学科ですが、さらにネットワーク分野を強化し、2009年4月からはネットワークシステムコースと情報システムコースを有する新学科として生まれ変わります。
ネットワークシステムコースと情報システムコース
ネットワークシステムコースではインターネットやモバイル通信網をベースとする情報ネットワーク技術の教育・研究を行います。セマンティックウェブをはじめとする次世代ウェブ、安心なネットワーク社会の構築に必要な暗号などの情報セキュリティ、ネットワーク上に仮想的な共同体を作りだすソーシャルネットワーク、高速大容量の通信を実現するモバイルネットワークなどについて学ぶことができます。
情報システムコースではIT技術の根幹であるコンピュータとその応用に関する教育・研究を行います。大量のデータから興味ある規則を発見するデータマイニング、新しい電子材料の発見につながるコンピュータシミュレーション、知的な問題解決を実現する人工知能、カーナビや情報家電の開発に必要な組み込みシステム技術、高速な計算を行うための最適化手法などについて学ぶことができます。
実践的なカリキュラム
新しいIT技術を生み出すには、コンピュータやネットワークを深く理解し、それらを用いた問題解決能力が不可欠です。そのために情報科学科では1、2年時からCやJava言語によるプログラミング実習に力を入れています。最新のコンピュータが利用可能な専用演習室が3教室あり、少人数クラスでの講義や演習を行います。また3年では、多様な実習科目を選択して学ぶことができ、より専門的な知識を得ることができます。さらに3年時から研究室に配属され、少人数ゼミ形式の領域実習や教員からの個別指導により、実践的な問題解決能力やプレゼンテーション能力を身につけることができます。
関西学院大学は英語教育に特に力を入れていますが、理工学部では「科学技術英語」など、さらに理系に特化した英語教育が行われており、国際的に通用するIT技術者の養成を目指しています。
進路
情報科学科卒業生の多くは情報・通信系や電気系の企業に就職し、すでに社会の一線で活躍しています。それ以外にも自動車、マスコミ、銀行・証券、官公庁, サービス業などの多様な職種に就職しています。情報科学科では数学と情報の教員免許を取得することが可能であり、教員への道も開かれています。(2009年度以降も引き続き教員免許が取得できるよう手続きを進めています。)
またさらに研究者や技術者などのより専門的な就職を希望する学生は大学院(修士課程、博士課程)に進学し、約半数に近い卒業生が進学しています。学部での成績優秀者は推薦によって大学院に入学することができ、ティーチングアシスタントや各種奨学金制度による学費補助も充実しています。
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